米兵の公務外犯罪、国の賠償責任認めず 横浜地裁判決(産経新聞)

 米兵に殴られ重傷を負った横浜市のタクシー運転手、田畑巌さん(64)が、国に1160万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が19日、横浜地裁であり、深見敏正裁判長は原告の請求を棄却した。

 米兵の公務外の不法行為で、米軍の監督責任と国の賠償責任が認められるかどうかが争点となっていた。

 田畑さんは、深夜の飲酒や外出規制が不徹底な状況で事件が起きたとして、米軍に監督義務違反があったと指摘。日米地位協定に伴う民事特別法に基づき、国に賠償責任があると主張していた。深見裁判長は「勤務時間外に基地を離れ、公務とは無関係に行ったのは明らかであり、職務行為とは認められない」と述べた。

 判決などによると、米海軍第7艦隊旗艦ブルーリッジの乗組員だったブランドン・ポール・ブッカー元受刑者(25)=懲役1年2月の判決で服役=は平成18年9月、横浜市中区のクラブで、飲食などをした帰りに田畑さんのタクシーに乗ったが、運賃を払わずに降り、追いかけてきた田畑さんの顔を殴り重傷を負わせた。

 同地裁は20年8月、元受刑者に対しては135万円の賠償を命じている。

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